December 07, 2008

ハートを贈るお手紙が…

・郵便事業会社 コンテナ置き忘れ
先日郵便事業会社が大阪の倉庫内に12万通の郵便物の入ったコンテナを2ヶ月以上も置き忘れていたとの事実が発覚し新聞テレビなどが大きなニュースとして取り上げていた。

事の重大さを伝えたニュースの核心はその12万通の中に数万通の年金特別便が含まれていることにあった。ずさんな管理の上に改ざんまでしていた社保庁がらみで年金特別便が届かなかったって大騒ぎしてたんだろうけど、その他の10万通近いお手紙のことはどうなのだろうか。

 どれだけ大切なものが含まれていたかしれない。誰かと誰かの関係を壊すようなことになっていたかもしれないし、まちのぞんでいた手紙がこなくて悲しい思いをしていた人もいるかもしれない。しかしそんな一通一通の手紙の重みに触れるコメントがまるでなかったことに少々がっかりした。
 
 報道の仕方が違うのではないだろうか?
年金特別便のように誰がいつだれに送ったかが分かるものについてはいくらでも手のうち用はあるだろうが、10万ものあの人からあの人にあてたお手紙については一通一通お詫びを添えてお届けしたのだろうか? 差出人とお届け先すべてに対してそうしたのだろうか?

その事件の直後に郵便事業会社の社員が集団痴漢をはたらいたというニュースがあった。郵政民営化とはどちらの事件も直接関係のないものだが、ついつい民営化が正しかったのか? 見切り発車で内容が十分ではなかったのではないか? など、余計なところに考えが及んでしまうのである。

Posted by saelie at 17:32:20 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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