September 17, 2009

新政権になって気になる人

・初めは嫌だったのに.......
 新政権がスタートした。
それぞれの大臣の精力的な働きぶりが報じられる中、私の周囲の人々の間でかなり評価が高くなった人がいる。
私個人的には先の衆院選の少し前から「あれ?こんなこと言うんだ!」と彼の発言が気になり出した。

 その人とは、
大阪府の橋下知事である。

 橋下氏が知事に当選した時は「大阪府民は何を考えているのだ?」と理解に苦しんだが、その後何かとそのまんま東知事と比較されながら橋下氏は自らの主張をしっかり世間に広めてきた。彼の話し方は政治家っぽくなく庶民にも分かりやすいし、時々足を踏み外して笑いをとることもある。

 「地方分権」と地方自治体が声高に訴える一方で、千葉県のような巨額の使いこみが発覚。霞が関を経由して振り分けられた補助金の使途も長年のどんぶり勘定でプラスもマイナスもあったもんじゃないよ。橋下知事も財政難で苦しむ大阪府を前任者から引き継いだ。

 私の周辺では彼の評価はヒッジョーニ低かった。
しかし1週間ほど前に会った友人たちは口をそろえて「橋下知事を応援したくなった」と。
そのまんま派だった人たちも衆院選出馬の話題が持ち上がったと同時に一気に引いた。その逆で橋下知事支持派がどっと増えた。
橋下氏も当選直後はまだタレント弁護士のデレッとした顔つきだったが今はすっかり知事らしく見えるようになった。(昨今知事らしさというのもよく分からなくなったが)

 今や民主党の原口総務大臣とスクラムを組んで「地方分権」のリーダー的な立場で改革を進めようとしている橋下知事。
政権交代の陰で革命家たちを土台で支える地方のリーダーたちを応援していきたいと思う今日この頃である。