January 09, 2009

今年も山あり谷ありだね、きっと。

・渡辺喜美氏離党?
 年明けから関心を集めている政局だが、今日渡辺喜美元行政改革大臣が離党を決意した。
自民党の若手改革派として孤軍奮闘してきた渡辺氏たった一人で党を離れることになったようだ。当初あちこちから上がった改革の雄たけびも、結局彼についてくるものは誰もいなかったようだ。

 渡辺氏の出した結論は「潔さ」というよりは「引くに引けない、勢いで」という印象は強い。
いざとなったら政治家といえども個人事業主のようなもの。適度に強いものに巻かれながら地盤を固めていかなければ政治家生命が危うくなるわけだしね。

 年明け一番に驚いたことと言えば、元旦の新聞に衆院選の立候補予定者が載っていたこと。これは一般紙各紙同じだったと聞いている。選挙の年と言ったところで、任期満了による衆院選は秋のはず。にもかかわらず元旦から候補者を並べて見せるのにはプロパガンダ?なんて独り言を言いながら候補者の経歴を一通り読んだ。

・定額給付金
 年明け早々もう一つ国民の関心を集めているのが、定額給付金だ。麻生バカ殿様が受け取るの受け取らないのと突っ込まれているが、当の国民のどれだけが給付金を喜んでいるのだろうか?
個々にわずかな金額を分け与えるより、まとまった額を国が有効に使うほうがよっぽど国民のためになる、と感じている人のほうが多いのは歴然だ。
12000円で何ができるのか、庶民の生活を知らない政治家たちの自己満足のためだけだろう。
「ほーれ、12000円まいてやるからしっかり拾えよ〜」と麻生城の天守閣からおひねりを撒く金ぴかの羽織袴のバカ殿さまの姿を想像してしまう。


・派遣村
 製造業の中核であるはずの技術者たちの多くが非正規社員だったとは驚いた。ブルーカラーの正規社員はどれほどいるのだろうか。
日比谷公園にできた派遣村は世界恐慌の時、シアトルなどで見かけられたフーヴァー村を彷彿とさせた。
いつでも犠牲になるのは末端の労働者たちだ。
「派遣村には働く意欲のないホームレスが含まれている」などの中傷もあるがそんなことより、現実の経済状況をいかに打破していくのか広い視野を持って欲しいと思う。