July 09, 2008

同窓会だよ!

・アシカの赤ちゃん雨の中.....
 赤い雨傘かくれんぼ。あれから20年も経ってしまったのか!!
それでも時々このフレーズを口ずさんでしまうことがある。それだけ私にとって印象深い番組だった。
 
 なんていきなり何を書いているのかわからな人も多いと思う。それとも、「その歌聴いたことある!」って懐かしく思った人もいるかもしれない。
昭和の終わりころ(平成もまたいでいた?)NHKの教育テレビで放送された「あいうえお」という小学校1年生向けの国語の番組のテーマソングだ。こんな風に書くとすっごく昔のものって感じがしちゃうな?
作曲はあかのたちお先生。

・私にとって初めてのレギュラー番組
「あいうえお」はしろくん、みどりくん、ピンクちゃんという間抜けな3人組みが失敗を繰り返しながら言葉の勉強をしていく番組だ。番組自体は30年近く放送され、出演者は2年ごとに交代する(正確に言えば一年とって次の年は再放送)私たちは何代目になるのだろうか? あっ、もちろん私はピンクちゃんだよ。

・20年前だって昨日のことのようだ
 その「あいうえお」の同窓会があった。3〜4年に一回開いてくれる。毎回幹事さんの桑折ちゃん和気ちゃんに感謝です!!

 驚くのは、実際一緒にいたのは1年だけなのに、その後もこうして仲良しでいられることだ。20年もたったんだよ。(つーか、私はいくつだったんだ? 小1の番組だから私も小1?、なわけねーだろ!!)

 番組の出演者はメインのお人形さん、私の時はもんじゃ船長、(声は緒方賢一さん)ときらりちゃん、それに私たち3人。
そしてお人形を動かしてくれる人形遣いのお兄さんお姉さんがいて、クロマキという画像を合成するためのセットを作ってくれる大道具さん(シカさん、クマさん)がいて、お人形や小道具を作ってくれる人(肥田さん、柳さん)がいて、うたを作って指導してくれるあかのたちお先生、踊りを教えてくれる永江春芳先生。音を出してくれるてっちゃん。ディレクターは 松下弐彦さんと鳥飼文子さん、ADのありまちゃん。総勢何人だ?20人以上になるよね。
年齢だって様々なのにみんなすごーく仲良しだった。

・思い出話はつきないよ!!
 いっぱい旅行もしたし、お酒も飲んだ。
極めつけは中野のスタジオを借りきって自分たちで企画した出し物ありの手作り大宴会をしたこと。

 今にして思えばすごいことしてたなって感じだけど、当時はみんなで一緒にいることが楽しくていろいろなことを企画した。
会場作りだって大道具さんから小道具さん、音響さんってプロがそろっているからあっという間にできたんだよね。

・これって珍しいことだったんだ。
 昨日の参加者は13人 みんな忙しい中駆けつけてくれる。
そして口々に「20年もたってもこんなに仲が良いなんて、こんな番組は他にないよ!!」って言う。

 番組終了後、皆それぞれ他の番組に携わってきたが、ここまで絆は強くないという。20年の間には仕事の環境も家庭の環境も変わったと思うけど、「あいうえお」のメンバーは幼馴染というか、兄弟って感じで会えば当時にタイムスリップしちゃうんだ。

・未熟さが功を奏した?
 この関係が続く理由を私なりに考えてみる。
間抜けな3人組とは、今やテアトルエコーの人気俳優(言いすぎ?)の後藤敦さん、お笑い界でひそかなブームのぴろきこと佐藤ひろきくん、そして私。3人にとって初レギュラー番組で、この未熟な私たちをベテラン人形遣いの南波郁恵さん、おかの公夫さんをはじめとするお人形チームの皆さんが支えてくれたことが大きい。
きっと私たちが安心して見ていられるだけの実力があったならばここまで絆は強くならなかったかも知れない。何をしでかすか分らない3人組だったから周りの皆さんがどんな時も手を差し伸べてくれたんだ。大袈裟な話じゃなくて、マジで今の私たち(わたしだけかな?)があるのもお人形チームの皆さんのおかげかも!!って思うのだ。

・やっぱりムードメーカーはごっち!
そして3人組のおにいちゃん、ごっちの周囲への気配り。これまた大きい!! うるさいくらい周りを盛り上げてくれる。よく動く。チームリーダー兼パシリってとこかな。

・いつまでも仲良くやろーぜ!
 とにかく不思議な仲間たちだ。
明るくて、優しくて、おせっかいでうるさくて(笑)
これからもずーっとよろしくね!! 

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