June 15, 2008

このひと月何があったっけ?

・ようやく......
 ゆっくりPCの前に座ることができずにブログの更新が遅れておりましたが、本日ようやく更新出来る。内容はどうなるかわからないが、とにかく更新できるというだけで「ホッ!」とするのだ。

・岩手宮城内陸地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。

・政局
 やるやらないと、出したり引っ込めたりしていた民主党の総理への問責決議案がようやく提出され参院で可決された。法的拘束力はないというがはたして自民党になんだかのダメージを与えたのだろうか?一応その話には触れたもものハエが止まったくらいのリアクションだった。

 民主党は後期高齢は保険の問題や根強い年金問題、官僚の無駄使いなど、今こそ、イケイケの時なのになぁ。総理の支持率がこんなに下がっているというのに民主党を支持する人が増えたというものでもない。政党にかかわらず政治不信に拍車がかかったってことなのだろうか?
俺について来い!的なリーダーはいないものかねぇ。


・手直ししたって認められない!!
 後期高齢者保険の問題も自民党が手直しをしたから認めてねって言っていたが、私は手直しをすればいいってものじゃないと思う。
舛添氏は「誰かが負担しなければならないんだから、国民も少しは痛みを分け合おうよ」って言うような内容のことを言った。
手直しをした! 少しは負担してよ! これがそもそも納得いかないのだ。

 誰のせいでこの情けない現状があるのか?根本からやり直してくれないと、もはや国民は納得しないっしょ!誰かが負担しなけりゃって、その誰かとは健康保険や年金をダメにした、厚生労働省のおえらいさんたちなんじゃありませんか? 後期高齢者保険が若干改正になったって受け入れられないね!
閣僚官僚の考え方を根本から変えなきゃいくら改正しても国民の不満が消えることはないんじゃないの?


・X-Japan
 X-Japanのヨシキの体調が悪いとかで活動が無期限で中止となった。少し前にX-Japan復活って大きな記事が載っていた。そして高音で熱唱するトシの姿がそこにった。

 トシと言えばわたしはわすることのできない出来事がある。
あれは今から何年前のことだろうか?
トシが突然活動をやめた。彼の個人事務所を切り盛りしていた家族との間にも大きな亀裂が入った。

・トシとホームオブハート
 トシがX-Japanの活動よりも大切にしたものは ホームオブハートという自己啓発団体。いったい何があったのか?ワイドショーは連日トシとホームオブハートのマサという代表者を追った。

 当時私はルックルックのリポーターとして変わり果てたトシを追った。
トシから「今日話ます」とスタッフルームに連絡が入ったのは騒動が始まってどれくらい経ってからだっただろうか?
トシは各局 各番組別々に対応しますと言った。そして私たちは自分たちの順番が来るのを待った。
 
 トシがどうやって順番を決めたのか? すべてのメディアに個別に対応するというのは並大抵のことではない。
マネージャーもいないトシはその整理を妻と2人でやっていた。

 私は日付が変わってもまだ、待たされていた。その間私たちのスタッフがトシの妻の携帯に連絡をし、何時頃になるのか確認したが、「もうちょっと待って欲しい」といわれ、何の進展もないまま時間だけが過ぎた。

 チーフディレクターは日付の変わったところで決断した。「今日はもうないですよ、本当に対応しているのかもわからない。とりあえず今日は解散しましょう」

 私は無念さを隠しきれずに自宅に戻ることにした。CDは「もし連絡があったらすぐに来てくださいね」と、別れ際私に言った。


・午前4時のインタビュー 
 自宅に戻った私は午前2時頃ベッドに入った。残念でならなかった。トシに会って真相を聞きたかった。それでも翌日はスタジオでその日の出来事を報告することになっていた。私の頭の中は、トシが約束を守らなかったことをどのように伝えるか?考えていた、とその時電話が鳴った。受話器の向こうでディレクターが「今から出れますか?」「連絡あったの?」「ハイ、3時のアポです」
私はベッドから飛び出すと用意してあった服を着て家を飛び出した。

 3時のアポイントだったが少し待たされ、約2時間後、私はトシと妻を前で質問をしていた。
すっかり覇気のないトシがかわいらしい妻とともに自分の過去や思いをそれなりに熱く語った。そこにはX-Japanのトシはいなかった。健康のために水や食事にこだわって、無欲こそが美徳、みたいなこじんまりとした生活を楽しんでいた。もちろんそれはそれで良い。が、何十万ものファンを熱狂させたあのX-Japanとは180度違っていた。
インタビューが終わったときはすっかり明るくなっていた。ドっと疲れが出てきたが、会社が用意してくれたホテルでシャワーを浴びてオンエアーに臨んだ。
 今でも私の携帯のアドレス帳にはトシの妻の携帯番号が入っている。まだ、その番号を使っているのだろうか? もう、2度と私から掛けることはないだろうが.....。

 ワイドショーで働く者はリポーターに限らずディレクターも365日24時間フル稼働とよく言われた。
あの日トシに振り回されたことは私にとって思い出深い取材の一つである。

 そのトシが再びX-Japanのボーカリストトして何万のファンの前にたった。世界ツアーも決まっていたという。
ホームオブハートの洗脳問題で被害女性たちが訴訟を起こしている。今だ、トラウマに苦しむ人もいるという。そんな中でホームオブハートの広告塔だったトシがX-Japanに戻ったことを被害者たちはどう思うのだろうか?
そしてそのツアーが中止されたことを......。