May 18, 2008

弱いものほど吠えるんだ!

・四川大地震で被害にあわれた皆様、心よりお見舞い申し上げます。亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。

・台風が来る!!
 梅雨前だというのに台風が接近している。
よほど海水温が高いのかと思いきや、海水温が低いために台風が湿った空気を刺激して嵐になるのだという。
それでもこの時期に日本列島付近まで台風が北上してくるなんて、海水温が低いわけないよね。
これも温暖化の影響か?
今年の夏はどうなるのか?
前回も書いたが、夏娘の私は毎年この時期になると気になって仕方がない。

・四川大地震
 中国では一人っ子政策のため一家に一人の大切な子供。
今回の四川大地震では多くの子供たちが犠牲になった。
おから建築とか言う、いい加減な建築方法で子供たちの学び屋もあっけなく崩れおちた。
 国の政策を守って生まれたたった一人の子供を国の勝手な金銭欲のために失った人々は、今その思いをどこにぶつけているのだろう。
四川大地震の犠牲者は天災によるものが40% 60%は人災、というか国家の犠牲になったのではないだろうか?

 日本から人命救助の精鋭部隊が被災地に入った。中国が許した最初の援助隊なのだそうだ。過去の例を見ても他国の援助部隊を受け入れたことはないのだそうだ。日中友好を意味する受け入れだと言われているが、その対応に国民を思う国としてのありかたなど、微塵も感じられない。日本もひどいけど、中国もやっぱりって感じだね。

 もっと早く救援部隊が入っていたら救えたかもしれない命。
もっと早く医療部隊が入っていたら治せたかもしれない傷。

 数ヶ月後に始まる北京オリンピック。
同じ国出来事とは思えない。



・怒鳴られてへこんだ友達
 ある通販のコールセンターで働く友達が「今日は最悪の一日だった。とる電話が全てクレーム。怒鳴られまくった一日だった。」とへこんでいた。

 彼女の話を聞きながら思い出したこと。
私はワイドショーのリポーターとして働く以前にある電機メーカーのショールームで働いたことがある。
ショールームと言っても当時はお客様相談センターを兼ねていて、朝から夕まで電話をとっていた。
 
 もちろんクレームもあった。ドライヤーが火を噴いた。シェーバーの刃がもう製造中止だと言われた。洗面台の色が違う。使いにくい、わかりにくい......などなど。
多種多彩なクレームだった。

 20歳そこそこの私たちは上司から「最後まで自分で処理しろ」と教えられた。
今思うと相手の方にはどれほど迷惑だったことだろう。しかしたどたどしい応対も5年も勤めれば大したもで、設計事務所の神経質でねちねち嫌味な設計士も、現場で金槌を振り下ろしている短気な大工の棟梁もキャンキャン喚き散らすおばさんも、それぞれのタイプ別に対応の仕方を心得た。

 表面はどんなタイプであろうとも何を言いたいのかその内容だけを聞けば良いのだ。
でっかい声で言ってる割にはちっちゃな内容だったり、おとなしくて言葉数の少なくても言っていることは大クレームだったり相手の声に惑わされると内容を理解できないことがある。

 そんな経験を私はリポーターの仕事にも活かすことができた。
リポーターとして出会う人はショールームの比ではない。
リポーターじゃなかったらこの人とは一生話をしないだろうな、というような世界の違う人とも出会いインタビューの交渉をしたこともある。
時には脅されたこともあるが、恐ろしく高圧的な声であっても、内容は大してないことが多いからだ。

 そこで友人にも「声に惑わされないで内容だけを聞けばいいんだよ!」なんて偉そうに言ってみた。彼女は私言っても的確な回答はかえって来ないと思ったのか「そうだね....」というと視線をそらした。私って役に立たない奴?

・ウソつきと弱虫はよく吠える。
 大声で喚き散らす人というのは理由にもよるが、大抵の場合ただ威嚇しているにすぎない弱虫が多いように思う。
それからウソつき!
自分の嘘がばれそうになると突っ込まれる前に威嚇して相手に取り入る隙を与えまいと大声でまくし立てるものだ。

 私は以前このタイプ人間と相対したことがある。はじめはその声に圧倒されたがよく聞くと内容はあまりに愚かなこと。
何回かそんな場面に遭遇すると、相手の態度や表情で「あッ、嘘だったのか」とか「「何か都合の悪いことがあるな?」とわかるようになった。それは笑える。嘘や弱みを隠しているつもりが、自ら教えているのだから。怒号を聞きながら、その裏側を読み取るのもなかなか好奇心を掻き立てられるものである。


 さぁ、また新しい週の始まりだ。
ここ数週間で私は多くの人と出会い、新しい経験もした。
疲れ果ててブログが遅れた.........。

さて、今週はどんな一週間になるか、気を引き締めていくっきゃないね!!!!!