March 09, 2008

来た! な、な、なんとあれが来た!

・恥ずかしながら、私、5000万分の1なのだ!
 予想もしていなかった。私宛てになんと、「年金特別便」が来た。
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 先日、舛添大臣が会見ですべての名寄せ作業が可能かどうかについて不安をのぞかせた。なんてことだと憤りながらその話を聞いていたが、どこか他人事だったのかもしれない。年金特別便を受け取った人は大変だなぁと思いつつ、まさか私が受け取ることになるとは驚きだ。

・こんなことも?

 年金特別便を受けとって驚いたのは「私程度のことまで分らなくなっていたのか」ってことだ。

 私は20歳から5年間某企業で厚生年金に加入し、その後国民年金に変わった。昨日届いた特別便には某企業での厚生年金部分が抜けていた。
いくつも会社を変わったとか、年金の種類が変わったというなら、どこかが抜けてしまったといってもいいわけが立つかもしれないが、厚生年金から国民年金に変わっただけでどこかに行方不明になっていたなんてどういうことなんだ!
 
 しかも厚生年金から国民年金に変更してもその後10年は住所も変わっていない。国民年金に加入してからは住所が変わったり、その他の変更があったりしたが、それはすべて追跡できているようだ。

 いやぁ〜こんな単純なことまで管理できていなかったなんて、呆れて口がふさがらないよ。この程度で特別便受け取っている人どれくらいいるのだろうか?

 考えてみりゃ、宙に浮いているのが5000万件もあるんだから、人口1億2千万人の我が国の国民のおよそ二人に一人が対象者ってことだもんね。

・「あなたの記録と結びつく可能性のある記録がある」

 マスコミが「年金特別便」の内容について取り上げた時、繰り返し「あなたの記録と結びつく可能性のある記録がある」って書いてあるよ、と聞かされた。その時もこの文章には違和感があったが、実際に受け取ってみると実に漠然としていて何が言いたいのか伝わってこない文章だ。
言葉は丁寧だが、要は私たちから申告があれば該当記録をあなたのもとして認めましょ、ってことだよね。

・こんな対応でいいの?
 前から言っていることだが、誰の怠慢でミスが起きて、誰が一番被害を受けているのかってことをどこまで認識しているのだろうか? 3月までには一人残らず名寄せを終わらせるはずだったにもかかわらずほとんど無期限に延長された。自分の年金が宙に浮いている組かどうかも自ら調べないとをのことに気づいていない人も多いんだろう。

 年金特別便を受け取っても「あなたの記録と結びつく可能性のある記録」を自分で捜しあてて「おめでとう。正解です!!」って、大当たりしなければ認められないのだそうだ。
質問や問い合わせのある人はわざわざ時間を作ってご相談窓口に行くとか市内通話料金のかかる専用ダイヤルに電話をしなけでばならないそうだ。ちなみに電話の場合は3/8 3/9を除いて土日はお休み。ってことは平日電話しなきゃダメなんだ。一般企業に勤める人や個人事業主の方々は平日そんな私用電話している暇はない!
全く国民に対する配慮がなさすぎるよ。

 私の場合は運よく簡単な照合だけだから電話も相談窓口も必要なさそうだが、相談が必要な人のためには相談員がお訪ねしてお話を伺うくらいのことは考えないのだろうか?
聞きたきゃ来い!ってところがお役所仕事だって言うんだよね。


・穴埋め問題に取り掛かるかな!
 さ〜て、それでは抜けていた厚生年金部分を書き込んで、送ろうかね。

 まさか届くとは思っていなかった「年金特別便」
面倒ではあるが、何となく楽しんでいる私がいる。5000万人に選ばれたようで、旬の話題の仲間に入れたような。