February 25, 2008

あの事件が今ごろ動いた!!

・三浦和義元社長
 あのロス疑惑の三浦和義元社長が逮捕された。それもサイパンで。ロス警察が手ぐすねを引いて待っていた網に彼がやっと入ったということなのだろうか? ロス疑惑から27年。今になって動かぬ証拠が見つかったというのか? 共犯者が?
なぞの多いロス疑惑の急展開だ!!

・私の見た三浦和義元社長
 私は2001年三浦良枝さん密着取材をしたことがある。三浦和義の現在の夫人。三浦元社長のことを彼女は「和義ちゃん」と呼んでいた。日常生活では三浦元社長はどちらかというと「静」の人に対して、良枝さんは「動」の人だ。閃いたアイディアをすぐに形にしてしまう人でもある。料理が上手で家事は完璧だった。

 三浦元社長は良枝さんのためにはなるべく時間をさく。取材中もなんだかんだと私たちの周辺をうろついていた。
それも何だか柱の陰から覗くような怪しい行動だったように覚えている。変わった人だ、相当に

・世間の目
 三浦元社長の話になると、たいていの人は「ほんとはやってんでしょ?」と聞いてくる。「やったの?」ではなく、「やったんでしょ?」と。限りなくクロに近いグレーと感じている人が多い中で、生きていかなければならないということは「さぞ、辛い」のかと思いきや、彼は「言葉には出さない疑いの目」を楽しんでいるようにも思えた。実際のところはわからないが......。

・しゃべる
 三浦元社長はよくしゃべる。それはTVを見ている人もわかるはずだが、タンタンと感情をあまり表に現すことなく話しているかと思えば、突然感情的になる。あの年齢にしたら長身で、ルックスもそれぞれの好みを除外しすれば、かなりの高得点も知れない。
そんな存在感のある男がパフォーマンスをするのだ。
それは聴き手を納得させるためのパフォーマンスだけではなく自己陶酔のためのパフォーマンスのようにも見える。

 今日もあるコメンテーターが言っていたが、彼の話はどこまでが本当か、嘘かわからない。本当のことを言っていても嘘に聞こえるし、嘘を言っているのだとしたら、実に話が上手い。

・持論「ウソつき」とは。 
 ここからは私の持論であって、三浦元社長とは直接関係ない話だが、「ウソつきほどよくしゃべる」。
相手を欺くためにしゃべり続ける。話を切り返させないためか、途切れることなくしゃべる。相手の反応を見ながら話の展開を器用に変えながら話す。

 これだけのことをするために「ウソつきは」たくさんのデータを持っている、情報通なのだ。引き出しをいっぱい持つことは「ウソつき」に限らず必要なことだが、「ウソつき」にとっての引き出しは、嘘をつくため、嘘がばれないため、自分を信用させるための必需品なのである。はたから見ていると、せっかくそれだけ知識があるのだから、もっと価値のある使い方はできないのか?と首をかしげたくなるが、ねっからのウソつきさんたちは凡人の私たちとは生き方が違うようだから理解できないのは当たり前なのだ。

・どうなるんだ三浦元社長
三浦元社長も60歳。しかし、彼の人生において何年くらい収監されていたのだろうか? これからの余生は良枝さんとゆっくり老後を暮らせたはずだったのに、今回の逮捕で彼の人生設計は(もしあったとするなら)大幅に狂ってしまったのだろう。

また眼が離せない事件だ!! 

もし、三浦元社長が有罪ということになったら、日本の時効制度に対する見方もかわってくるのかなぁ?