February 18, 2008

がっかりしたこと。

・柿沢都議が飲酒運転
 若手政治家のなかで、2世議員でありながら父なしでも期待されていた民主党の柿沢未途都議が飲酒運転をして自損事故を起こした。
パトカーが駆けつけるまでの数分の間彼は呼気からアルコールが検出されないよう雪を食べていたと言う。がっかりだ。

 数年前彼が初めて都議に立った時、遊説中の彼を見た。
彼は運河上を船で遊説していた。
 船での遊説と言えば亡くなった黒川紀章氏が都知事選に出馬した時にクルーザーから遊説していたことは記憶に新しいが、柿沢未途氏はそれより数年前から運河遊説をしていた。しかも黒川氏のようなかっこいいクルーザーなんかじゃない。地味な警備船か漁船のようなものだった。

 その後しばらくしてあるパーティーで未途氏と話をする機会があった。腰が低く、でもしっかりした主張をもった青年だと思った。
その席で「水陸両用遊説を見た」と話すと、誇らしげに笑顔をうかべ「ぼくの選挙区は運河が多いので」と話した。とてもさわやかだった。

 次回の衆院選ではいよいよ彼の出番だと、彼の周辺にはどことなく勢いが感じられた。私が2週ごとに通っているクリニックの入ったビルに未途氏の事務所がある。私にとって目がはなせない選挙になりそうだったのに。

・どれだけの人が裏切られたのか?
都議として未途氏は地元に貢献してきた。もちろん国政を見据えた上での都議だったとはいえ、地元の評判は結構よかったようだ。
それだけに今回のことはショックが大きい。
 しかも、この一回だけかと疑いたくなる。飲酒の量もいわゆる乾杯程度ではない。飲酒後の移動の距離も「ご近所」ではない。」
秘書や関係者も一緒にいながら信じられない。

・今後はどうするつもりなのだろうか?
 未途氏は都議も民主党も辞めた。
記者会見では潔さを強調した、が、もう遅い。認識の甘さと意志の弱さが露呈した。

 言葉がでないほど残念な出来事だった!

こんな有権者もいることをバッジを外した今、どう思っているのだろうか?