February 11, 2008

うつわ小さすぎ!!

・こんなことでどうすんの?
 橋下大阪府知事が日本の国営放送HNKに対して怒っている。もう2度と出演しないとも言っている。その理由を聞いてあきれた。
放送開始時間にスタジオにつかないと言ってあったのに、30分遅れていったら、遅刻扱いされた。司会のアナウンサーが、「橋下知事が30分遅刻で到着した」とか、言った事が気に入らない。と、言うはなし。さらにNHK側が公務など途中で切り上げても大阪のHNKに入るべきだと言ったと橋下知事は言う。

 細かいやり取りはわからないが、この程度のことで切れた知事の器の小ささとNHKには2度と出ないなどという偉そうな態度は破たん会社の長としていかがなものだろうか?

 これが宮崎県東国原知事だったら、同じ状況でもぐっと歯をくいしばって笑顔で応じただろう。(そう思いたい。)
しかも、事前に遅れることを了承してもらっていたとは言え、番組のスタート時間に遅刻したことには変わらない。忙しいなら忙しいなりにそんな状況をどのように対処したら良いかくらいはわかっていてほしいものだ。忙しさ慣れしていないのだろうか?

・戦う相手が違うでしょ!
 今後も知事という激務の中で想像以上に様々なことが起こるだろう。そんなときいちいち切れる知事では府民の信頼もどんどん離れて行ってしまうかもね。
知事が戦うのはテレビ局ではないよね。くだらないことで話題になるのはマイナスだと思うけど。


・見当違いと言えば
 高齢者医療制度がいよいよ4月からスタートする。
75歳以上の後期高齢者と65歳から75歳未満の一定の障害を持つ人にも収入に応じた健康保険料を支払わせるという制度だ。
それも年金受給者の場合は年金から天引になると言うから驚きだ。
何が何でも保険料をとる!という行政のやり方に国民は何も言えずに従うしかないのだろうか?
 
・年金問題が解決してないって〜のに!
 社保庁の不祥事で国民の老後の保障はまるっきし不安定なまま。
年金を安定させるためには消費税を上げるだとか国民から血税を巻き上げることしか政治家や役人には発想できないようだ。

・国民の財布に頼んなくても
 19年度国には29もの特別会計というものがある。特別会計の見直しとか言ってはいるが、実際何に使われているのか私たちはどこまで知ることができるのだろうか?
年金問題にしてもここまでずさんな管理で不足分を国民に負担させるという考え自体が納得いかない、ということは以前も書いたが、
今回の高齢者医療保険についても、弱者に対してこんな仕打ちのどこが生活者のために政治なのか?

・またまた、こっちに来たら教えてあげる方式か
 しかも、舛添大臣はわからないことや、問い合わせがある方のために窓口をたくさん設けたので、どんどん相談に来てくださいと言った。またしても、知りたければこっちにおいで方式だよ。後期高齢者や障害のある方に対してこっちに来れば教えてあげる、なんて本当に許せな〜い!!!

・後期高齢者は何も理解していないぞ!!
 私の母は後期高齢者になる。しかし、4月スタートの新制度について、保険料が年金がら引かれるということはわかっているが、詳細については全く分からないと言う。母曰く、「4月になったら、わかるんでしょ」
年金生活者にとって月に数千円でも手取りが減ることは痛い。
相談すればあらゆる措置を提案してくれると言うが、それも出向いて行かなければならないのだ。

・どこまで高飛車なのだ!!
民生委員でも、役所の職員でも、介護福祉士でも、何でもよい。
高齢者にわかるように説明できる人が一人一人を訪ねて説明して回るのが筋だと思うのは私だけだろうか?

 払うものは「わかんなくなっちゃいました!」
 徴収するものは取りそびれないように天引。


・「官強生弱」ってとこですかね。
江戸時代の年貢の取り立とたいして変わらないよ。これじゃ!!
国民の生活がどれだけ追い詰められているかなんて、お城のお殿様にはわからないんだろけど、特に福田総理は何にもわかっちゃいないんだから、仕方がないね。

どうなるんだ、日本は?

ちなみに今日は建国記念日だ。