Saelieful Life (よこたさえり)

おほっちゃま　わがままはこれで打ち止めですか？　（ジョジョの日記はHPのジョジョのページにお引越ししました）

　突然のことだった。安倍坊やが「ぼくもう辞める」と言った。
理由は小沢おじさんが会ってくれなかったことがショックだったからだという。

　坊やは一昨日テロ特措法を職を賭して絶対に通すと決意を語った。昨日は臨時国会で所信表明をした。
いよいよ今日から代表質問。私も楽しみにしていた。
テロ特措法の賛否。年金問題。国民にとって関心の高いテーマが山積している。ところが坊やが辞意を表明した。当然代表質問は中止になった。

　坊やは午後2時から官邸で記者会見をした。目に涙を浮かべ時々声を詰まらせながら一生懸命話した、半泣きべそ会見だった。

　坊やは会見の中でテロ特措法のことばかり言っていた。ブッシュくんと約束したのに守れそうもないことが彼にとっては夜も眠れないくらい辛いことだったのだろう。
　しかし、坊やに退陣要求する理由はそれだけではない。閣僚の任命責任、年金問題、政治とカネ、......。自民党にお任せできないことだらけなのだ。

　にもかかわらずテロ特措法にこだわる坊やは、尊敬するおじいさま岸信介氏が1960年に調印した改正日米安保条約でお友達になったアメリカとの関係を悪くしないために必死だったのかな？

　坊やの総理就任で期待されたこともあった。拉致問題に早期解決だ。坊やのライフワークとも思えたこの問題も結局何の進展もないままうやむやに終わってしまった。

　予定されていた代表質問、そして今臨時国会は舛添氏の登場もあり、相当期待されていたと思う。それだけに、今まさに戦いが始まろうとしている時の辞任とは、「敵前逃亡」のようなものだ。これは重罪だぞ！

　これまでにも退陣の機会はいくらでもあった。にもかかわらず最も緊張感の高まった時期に辞めるとは、もともと総理の器ではなかったとしか言いようがないだろう。

　確かにここ数日の坊やは様子が違った。ただのお疲れというよりもすっかり覇気をなくしているように見えた。参院選に大敗するまでは「裸の王様」的に周囲に祭り上げられてなんとか続いていた。しかし、参院選後、特に内閣改造後は大物を周囲に配したはいいが
すっかり坊やはカヤの外になってしまったのだ。
「私が総理である限り小沢さんは会ってくれない」というような発言もあったようだが、自分に求心力がないことをやっと自覚できたのだろう。坊やの人生において人から相手にされないなんてことは初めてのことなんでしょうね。さぞお辛かったことでしょう。

　坊やの健康状態が心配されているが、それって体のことより心の方が心配だよね。もっと早く辞めていればここまで苦しまなかったでしょうに。シドニーから戻ってきたときの坊やとアッキー、どちらも元気なさそうだった。あの姿を見た時私は「アッキーには辞めるっていったのかな」って思ったんだ。

　坊やが辞めたことで喜んでいるのは誰かな？　小泉チルドレン？
安倍坊やは小泉の改革を引き継ぐとか言ってて結局は独自路線でやっている、と見られていたけど、私は今日「安倍坊やはしっかり小泉の意思を引き継いだ」と思ったね。
「自民党をぶっ壊す！」ってこと。
さぁこれからどうなるのか？　また楽しみが増えたよ。

　自民党の総裁選が19日か。現状では麻生ポケット手おじさんかな？誰がなってもいいんだけど、今の臨時国会を賛成だ反対だって行ったり来たり時間ばかりかけるのならば、とっとと解散して、総選挙でメンバーを一新してからじっくりやった方がいいよ。

　ついでに一言。小沢さんの記者会見で質問していた記者たちの質問の下手さに呆れた。記者たちはなぜが回りくどい質問をする。小沢さんは記者が何を聞きたいのかわかっていても、それをくみ取って答えてはくれない。彼らは小沢さんに四六時中ついている番記者なのだろうから、小沢さんの答え方は十分知っているんじゃないの？