November 16, 2007

年金特別便はプレゼントか? (ジョジョの日記はHPのジョジョのページにお引越ししました)

・年金照合やっと10分の1か!
 今月13日都内のあるパーティー会場で厚労相舛添要一氏が5000万件もの誰のものかわからない年金の問題について語った。
時間がかかると言われていた照合作業が思いのほか早くはかどっているということなのだろうか?
 
 すでに600万件の照合がすんで来月12月中には「年金特別便」と称するお知らせが該当者に送付されるという。5000万件中の600万件だからはかどったと言ったところでまだ約10分の1。4400万件なんて気の遠くなるような作業だ。

・皆さん喜んでくださいって言わんばかり、何を喜べっていうのか?
 しかし、「年金特別便」について話す舛添大臣の口調は明るかった。
 
 私は大臣の話を13日の夜のニュースか14日の朝の情報番組で聞いたのだが、他の作業をしながら聞いていたのでもしかしたら聞き間違えだったかも知れないが、大臣は12月中に送られる「年金特別便」のことを「クリスマスプレゼント」か「お年玉」になれば良い、とかなんとか言ったように聞こえた。私は「エッ?」と耳を疑った。

 「年金特別便」のどこが「クリスマスプレゼント」なのか?「お年玉」なのか? そもそも年金が誰のものかわからないなんてことがあり得ない話であって、そのような事態が生じてしまった今、照合するのは当たり前。それをお知らせするのも当たり前だ。

・贈り物と送り物 
 「クリスマスプレゼント」や「お年玉」は義務ではないし、不祥事の埋め合わせでも何でもない!!(中にはそういう用途で利用する人もいるかな?)
そんな「クリスマスプレゼント」「お年玉」と「年金特別便」を一緒にするなんてなんてことだ!!

 「年金特別便」は受け取ったって安心こそすれ、嬉しいってものではないぞ!! 「贈り物」と「送り物」では全く質が違う。
年金の受取額にいくらか上乗せになったとかいうのならば「贈り物」的要素もあるかも知れないが、自分で買った商品のことで「この商品をお買いになったのがあなたであることが証明されました」なんていう「送り物」をもらったって、当り前だろう!以上のことはないよね。

 せっかく年金問題で尽力した舛添大臣に拍手を送る国民が多かったのにこの一言はがっかりだ。彼にとって年金問題の解決は国民への「贈り物」だったのか? 正義ぶるのもいい加減にして欲しい。


・冬が来た!
 今朝はいきなりの冬到来に驚いた人も多かったようだが、暖冬と言う割に北の地方には寒波次々やってくるらしい。猛暑に寒波、メリハリのある気象は私的には嫌いではないが、石油やガソリンが最高値のままの年越し、冬将軍にはお手柔らかにお願いしたい!!!

・消費税UP先送り、アメリカ様のおかげです!!かよ。
 福田総理が「消費税を上げるような状況ではない」なんてことを言った。その言葉だけ聞けば「よしよし!」って感じだが、実はアメリカの不況の余波が押し寄せたことが原因だ。
何をするにもアメリカの影響を受ける日本はアメリカと心中するしかないのだろうか?
それには国民も黙っていないだろう。

 国民は黙っていない、しかし暖簾に腕押し?
日本国民も以前に比べるといろいろ主張するようになったと思う。ただその主張がなかなか中央に届かない。


・鑑賞会です。テーマは再び政治家の逃げっぷり
 守屋元次官の尋問も彼の証言はおおよそ想像の範囲だが、この中で名前のあがった、額賀財務相、久間元防衛相が今後どのような対応をするのか見ものだ。なんでもかんでも「記憶にない」で済まそうというのか? 政治家や官僚の「記憶にない」は全く信用ならない。
 国を司る職についている人なら、いつ誰と会って何を話したか位の事はしっかり覚えていてほしいものだ。ご本人は覚えきれないのあればうじゃうじゃくっついている秘書の皆さんが覚えているか、記録を取っているはずじゃ? 記録は残すものであって都合が悪い場合に末梢して良いというものではありませんよ!