October 04, 2007

福祉住環境コーディネーターの集い(ジョジョの日記はHPのジョジョのページにお引越ししました。)

・今度は武蔵川部屋
 はじめに、また相撲部屋での不祥事が発覚した。今度は武蔵川部屋。武蔵川親方と言えば昨日時津風部屋の兄弟子の事情聴取をしていた。しかし、どうだ! 人の部屋の不祥事の聴取をしている場合じゃないよ。

・どこまでが被害届の範疇なのか?
 今回の事件はちゃんこ番の元力士が若手をいじめていたのを見た、部屋付き親方の山分親方がちゃんこ番を竹箒で繰り返し殴ってけがをさせたという。殴られたちゃんこ番は警察に飛び込んで被害届をだした。
 ここで気になったのが指導者である山分親方の暴行に対し被害届を出した、という行動だ。たぶんこれまでの相撲部屋ではどんなに殴られようがいじめられようが、それから逃れようと思ったら逃げるしか方法はなかったはず。それが被害届とはね。
今や相撲の世界でまかり通ってきた教育方法は通用しなくなっていたということだ。

・学校で先生に叩かれて頬が赤くなった、さて被害届けは出せるか?
 学校では教師が生徒に手を上げなくなった。私などは女性教師からも叩かれたよ。(私って不良だったのかしら?)
 私たちのようなか弱い子供だって叩かれていたのだから力士として強くなるために鍛えている若者たちを教育するためには竹刀や竹箒はあっても仕方がないと思っていたと思う。
学校教育が変わっていく中、相撲界は昔のしきたりを守り続けてしまった。

・これからはどうやって力士を育てたらよいのか?
 時津風部屋、武蔵川部屋、それだけではないはずだ。
もちろん死亡事件は絶対にあってはならないこと!!
今回のリンチ殺人稽古が相撲界をどう変えているのか今後が気になる。


・福祉住環境コーディネーターの集い
 さて、今日の本題。
 今日は年に一度の「国際福祉用具展」に行った。と言っても私は時間がなかったので展示をゆっくり見ることはできなかったが、その分同時開催している福祉住環境コーディネーターの集いに参加して現場で活躍する人々の話を聞くことができた
 
・私、実は福祉住環境コーディネーター 2級もってます! 
 私は昨年福祉住環境コーディネーター2級を取得した。全く福祉系の仕事をしているわけではないのだがこれからの時代、知識として絶対必要になるものだと思い受験した。

 福祉住環境コーディネーターとはまだあまりメジャーな職業ではない。どんな仕事をする人なのか簡単に説明しておこう。
 
 高齢者や障害者にとって当たり前の暮らしをしていくためには住環境が大きなポイントとなる。その住環境を整えるためには利用者本人、介護者、福祉関係者、医療関係者、建築関係者など、様々な分野の人が関係してくる。それぞれが専門知識を生かして利用者にとって暮らしやすい住環境を作っていくのだが、専門職の人たちの話はとかく専門用語が多く利用者に伝わりにくい。また、利用者が本当に要求していることが専門職の人々に伝わりにくいという問題もある。
 そこで登場するのが福祉住環境コーディネーターなのである。私たち(あえてそう言わせていただく)はそれぞれの分野の人々の話をわかりやすく通訳する、共通用語を持っている。つまり、利用者の要求をわかりやすく専門職に伝え、専門職の難しい専門用語をわかりやすく利用者に伝える、そして専門職間のやり取りにも誤解がないように通訳するのである。

 福祉住環境コーディネーターとはそんな職業である。私は試験に合格したものの全く生かしていない。なんと悲しい現実。何か私にできそうなお仕事があったら紹介してください!!!(なんてリクルート活動したりして)


・今日の講義を超簡単にまとめると
 今日の集いでは3人の講師による講演があった。
1.排泄の問題について。 どんなおむつを選ぶかの前におむつなしで暮らせる方法をもう一度考えてみよう。おむつを外すと背生活の幅が広がる。

2.介護はその人らしい生活を支援すること。たとえば痴呆で興奮状態になる人は不安があるから。不安を解消できる住環境を考える。

3.楽な座り方。仙骨で支えることで安定し、腰痛にもなりにくい。車いすに座るときはミリ単位で調整し体に合わせる。
正しい座り方をするとおしりの下に生卵を置いて座っても卵は割れない!

簡単にこんなことを学んできました。

・福祉用具はこんなにおしゃれになってきた!!
 福祉用具店は毎年高校生や20前後の若者が多く、福祉に関心を持っている彼らの姿を頼もしく思うのである。彼らの働く環境の整備も重要な課題だと思う。

 また、車いすをはじめとした数々の福祉用具が年々お洒落でカラフルになるのには驚く。障害を持つ若者がいろいろ手にとって楽しそうに用具を選んでいる姿をあちこちで目にした。私まで楽しくなった。

・まとめ 
 バリアフリーというよりそもそもバリアなんてないんだ!って世界が私の理想だ。誰もが平等に生活を楽しめる社会になることを願って今日はおしまい!!
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